黒髪ストレートコンプレックス

私の髪の毛は真っ黒だ。典型的な日本人の髪の毛で、太陽光の下で見たって、蛍光灯の下で見たって変わらない黒い色をしている。一歳違いの姉は特に真っ黒い髪ではなく、寧ろ焦げ茶色がかかった髪色で、他の親族を見ても真っ黒な髪の毛の人間はいない。
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小さい頃はくせ毛だったらしいが、小学校に上がる頃には黒くて太い、ストレートヘアになった。この真っ黒な髪と言うのが私の自慢であり、逆にコンプレックスであったりもする。小さい頃から祖母に、「○○は真っ黒い髪だね」と言われ続けて育ってきた。

祖母は特に悪気無く、寧ろ褒めるニュアンスで声をかけ続けてくれたのだろう。私は単純に褒められて嬉しかった。

真っ黒い髪を誇りに思っていた。いつだろう、小学校高学年くらいだろうか。段々茶色い髪の方がチヤホヤされている気がした。もしかしたら思い込みや勘違いだったのかもしれない。でも真っ黒くて太い、自分の髪に自信が無くなってきた。

いも臭くて、ダサいように感じ、姉の細くて焦げ茶色の髪の毛が羨ましかった。コンプレックスを持ち始めたものの、髪の毛を染めるのは怖い、髪の毛が痛んだり、髪質が変わるのは困るなどと情報に踊らされ、踏み出すことが出来なかった。